制作にあたって
新郎様のお母様から譲り受けたダイヤリングを使ってエンゲージリングをお作り致しました。
最初にどんなデザインがお好みかお尋ねしたところ華奢で繊細なものがお好きとのことでした。
そして腕のマーキースカットのダイヤも使いたいとの事でした。しかしマーキースの幅を考えるとそのまま通常の丸型のダイヤを留めるように留めてしまうと腕幅が太くなってしまい、お客様のイメージと違ってきてしまいます。
そこで左右で石の留め方を変え側面の地金もそぎ落としました。石座と腕を別々にせずにダイヤをピッタリと埋め込んで出っ張り感を無くし、より華奢に見えるように工夫しました。
中石の腰も低くし普段使いもしやすいリングになりました。