制作にあたって
大きめのテーパーダイヤがポイントの緩やかなV字のリングです。
左右の腕で地金が通っている位置を変えています。右はダイヤの上を、左はダイヤの下を通っています。石のみの側面を残しておくことで軽さを出しました。
テーパーダイヤは共有爪と呼ばれる1個の爪で2つのダイヤを留める技法を使っています。この留め方をテーパーで、しかも曲線の上でつけるのは難しいのですが職人さんが完璧に仕上げてくださいました。
ダイヤの全高と地金の厚みのバランスに気をつけて少しずつ作りました。動きがありながらとても落ち着きのある上品なリングに仕上がりました。